本当の心 本当の気持ち

believe
素直な心は大事だね、みたいな話。

アウトレイジ

ちょっと昔のこと。
街でばったり芸能人に会ったことある人が、その感想を語るまとめを何かで読んだ。
ツイッターのまとめだったか、2ちゃんねるのまとめだったか、その辺はまあいいか。

「〇〇はめちゃくちゃ感じ悪かった」
「◇◇はテレビで見たまんまだった」
など、よくある感じの感想が並ぶ中、ぼくの目に留まったのはこれだ。

西田敏行は、とある風俗嬢に、『1000万円で君の腕を折らせてもらえないだろうか』と頼んだ」

その頼まれた風俗嬢が書き込んだのか、それをその人から聞いた第三者が書き込んだのか、ただただガセ情報なのか。
昔の話でどんな感じで書いてあったかも覚えていないし、額もこれくらいだった気がするというだけで正確ではないが、概ねこのような文章だった。

それ以来、ぼくは少し西田敏行が怖いのである。
もちろん、人から言われたことを全部鵜呑みにするほど馬鹿でもお人よしでもないつもりだけれど。

西田敏行って人選が絶妙なんだよ。
いかにもサイコじみてたり、暴力的なイメージがあったりする人だったりしたら、もっとすっきり飲み込めるんだ。清原とかだったら「嘘くさいけどなくもないよねー」とか思えるんだ。
「いやいやそんな話ないでしょ。え、ないよね。ない……と思うけど、え、どうなの? まじなの?」
って不安になる人選なんだ。西田敏行

真偽は分からないままだけれど、テレビで見るたびにその話を思い出す。

パスタ

ネットの情報とか、発信源が定かでないものは信じるべきか信じないべきか取捨選択を迫られる。
でも、日常生活で他人を信用することは前提だと思う。というか、そうでありたい。

「あの店のパスタが安くておいしい」

と誰かに薦められて、「はて、この人が言っていることは本当なのかな。ネットで調べよう」とあまり考えたくない。

誰に言われるのか、その人と自分との関係性如何ではあるが、友達以上であるならば見ず知らずの人間が書いた文章にも劣る信頼関係なのは嫌だ。
嫌だ、って言ってもまあそういうタイプの人もいるとは思うけれど。

信頼関係の話でもあるし、自分の気の持ちようの話でもある。

「あなたを愛している」

と言われて、「本当? 口だけじゃない? どうせ明日にはそうでもなくなってるんじゃない?」とか考えることだってできる。
愛の深さや人の感情は、(もちろんある程度は推し量れても)完全にくみ取ることは難しい。

そういう際に、前提として人を信じたい。
自分の恋人、友達、家族、近しい人になるほど疑念があることは悲しい。

ネットの情報とはわけが違う。

デンジャー

自分の精神状況でなかなか素直に人から言われたことを受け入れられなかったり、斜に構えてしまうことがある。
そういうのは極力減らしたい。

物騒な世の中だし、「人を見たら泥棒と思え」とか、「女性一人で暮らしていると思われないために男性の下着も干せ」とか、そういう危機感や自己防衛の意識は重要だと思う。
でも寂しいな。

なるべく人を信じて生きていきたい。

あと、全然話は変わるけれど、ぼくが描いたイラストのグッズを販売開始したのでよかったらおひとり様10点ずつお買い上げください。