江戸っ子は熱い風呂が好き

日食
愚痴っぽい話。そういうのいいやって人はブラウザバックで。

夏休み

カクヨムで小説を書いている。

夏休みだからそういうタイミングなのか、それともハナからカクヨムがそういう場所なのか、ユーザーに子供が多い。
それは別にいいんだ。
ぼくはどんな分野にしても(小説でなくとも)、優れた才能や作品は年齢に関係ないところで評価されるべきだと思っている。

ただ、逆に言えば、いまいちな出来のものは年齢に関係なく批評されるべきだとも思っている。

だからぼくの小説が面白ければそう言ってもらいたいし、面白くなければそう言ってもらって構わない。
面白いと思う人が多ければ嬉しいが、職業作家の作品だって読んだ人が全員面白いというものなんてない。
どれだけ人気があったって「俺、村上春樹なにがいいかわかんねえや」っていう人はいる。それでいい。

ぬるま湯

市販されている本の感想って、基本作者まで届かないじゃん。
エゴサーチとかされたらわかんないよ。でも、ぼくが森博嗣の作品について「なんだかよくわかんない話だった」とか書いても、たぶん読んでないじゃん森博嗣は。たぶんね。

でも、カクヨムって感想を言う場がコメントっていう形に集約されてるから、直で作者に言う感じになる。
だから、多少忖度が入ってくると思うんだわ。
全然面白くなかったらコメントを書かないしね。だから批判的な意見はあまりなく、褒めるものが中心になる。

郷に入っては郷に従えって言葉もあるし、それがカクヨムの空気感っていうなら、まあそうか、としか言えない。
けど、ぬるま湯感はある。

で、よ。
夏休みの学生とかさ、やっぱ文章読んでて「ひでえな」っての多いのよ。
ぬるま湯がそれを助長してるんじゃない?って思う。

マナー

自分で気に入っている表現なんだけど。
すごい名曲が出来たから聴いてくれ、ってギターを弾き始めたものの、チューニングが狂いまくってたら曲の出来の前に気になってわけわかんないじゃん。
そういう感じ。

もしかしたら内容は面白いのかもしれないけど、日本語として破綻してたり、記号の使い方のルールを知らなかったり、そういうので意識がそれちゃって読む気になれない小説がすごく多い。

こんなこと書いてて何様こいつ? って思うかもしれないけど。
別に面白い面白くないのところは置いといてだよ。人に見せるものだとしたら、最低限の体裁は整えるのがマナーじゃね?
当たり前じゃん? そんなとこにすら意識が向いてない小説が面白いわけがない(たまに、本当にたまに、全然書き方とかわかってないけどセンスだけで成立している面白い小説があるけど)。

で、よ。
そんなぬるま湯にいる作家気取りの学生がぼくのところにコメントしてきたんだよね。

遭遇

具体的には書かないけどさ。
最終的に「ぼくの作品も読んでみてください!」みたいな感じだったな。

別にいいんだよどんな感想くれても。
ただ、まあこいつは宣伝がしたいだけなんだろうな、と思った。各所に足跡を残していくのはブロガーでもありがちな地道なアクセスアップ。
意味があるのかは知らない。
ま、暇つぶしにと、ちらっと覗きにいった。やっぱぬるま湯にいるような感じだった。

でも「フォローとレビューお願いします」とか言うんだよなあ。しないって。

あ、じゃあ、まじで面白くなかったら面白くないって書くけどそれでいいなら。
ってことで「忖度なしで感想書きます」っていう企画を立ち上げた。カクヨムには企画機能があって、ひとつの作品でみっつまで参加できる。
一応、書くまでもないことなんだけど、「小説としての体裁をちゃんと保っているもの」みたいなことを要項に載せておいた。

でも参加してくる作品の酷いこと酷いこと。
小学校で原稿用紙の使い方習わなかった?みたいなレベル。

その中でヤバい奴と遭遇した。

不躾

仮にP氏とする。

自分の意思で「忖度なしで感想書きます」に参加したくせに、こちらの話は耳に入らないタイプの人。
作中、誰の視点で書かれているのかわかりにくかったので、それを指摘したところ「読む力ないんですね、ドンマイ」みたいな返事をよこしてきた。

あ、そ。

控えめに言って、変な人だった。
文章力はかなり怪しい、というか危うい感じ。
わかりやすくもう一度コメントを書いたんだけど、それに対する返事も「バカなんですか?」みたいな内容で、あー関わっちゃいけない人だわってもう企画からこの人を除外することにした。

P氏は全然フォロワーもいないしコメントもない(ぼくの感想は削除された)その作品の二次創作を募集する企画を始めた。
二次創作って、有名作品じゃなきゃありえないじゃん。
無名の作家のわけわかんない駄作をだれがリメイクすんのよ。

で、ぼく以外の親切な人がP氏にコメントを寄せてた。
「不躾だったらすいませんが、この企画は参加者にメリットがないのでは」と。
P氏は強い。

「ぼくがレビューやコメントを書きます。それがメリットです。どしどし応募してね」

いやもうなんかどこからツッコんでいいのやら。

当然企画の参加者はゼロのまま。

アホすぎてムカつくけど絡まないことにした。
言いたいことは色々あるが、話の通じない相手とネットでやり取りするほど疲れることはない。

離別

まじで、肯定的な意見しか耳に入らなくなったら終わりよ。
もちろんその方が気持ちいいし過ごしやすいけどさ。

たとえばツイッターで日々あったことを書いてて文句言ってくる人がいたらブロックしたらいいと思う。
でも小説を発表するって、それはまた別じゃない?
嫌なら読むな、になんのかな。感想言われんの嫌なら載せんな、だと思うけど。

ぬるま湯、おいだきしたらだめなんかな。