まるでジプシーみたいに

ミクシィのロゴ

人は2種類に分けられる。mixiを知っている奴と、知らない奴だ。

mixiとは

10代、20代前半くらいの人はほとんどなじみのないものだと思うから簡単に説明すると、ツイッターフェイスブック、インスタグラムが普及する前にメジャーだったSNSだ。
現在アラサー以上の年齢の人は、かなり高確率で使っていたと思われる。

mixiって、今やってる人いるのかな?
人の少ないSNSって活用する意味がないような気がする。

まあ、ツイッターでもフォローもフォロワーも0ないしそれに近いような数でつぶやき続ける人はいるようだから、単純に日記というか、ソーシャルな感じではなくパーソナルなものとして使っている人はいるのかも。

なんでmixiの話などするかというと、ちょっと前に気まぐれで久々に開いてみたら(当時のメールアドレスで登録してあったからログインするのにかなり手間取った)、紹介文なる機能があって、これは面白いと思ったからだ。
その他SNSのように友達機能があって、その人の紹介文を書いたり書かれたりする。

当時のぼくはこんな感じだったんだ、という客観的な記録を見ることができるわけ。

mixiがいつかサービス終了しても、そんな思い出はとっておきたいかなということで、友達が書いた印象的なぼくの紹介文のいくつかを残しておく。

紹介文

原文ママではない(特定や、ギャル文字等による読みにくさの回避)。

Iくん(高校の同級生)

「友達というわけではないですけど、いわばファンです。とても面白いです。色が白いのでロシアの妖精と呼んでいます」

いや友達でいいだろ。普通に仲いい奴だぞ。
ロシアの妖精も、一回も呼ばれたことねえぞ。

Yくん(高校の同級生)

「どん ガラガッシャン! 彼の死にざまは あるいは いや普通に ロックスターのそれといえます」

まず死んでねえわ!

Nくん(高校の同級生)

auとかけて、俺たちの関係ととく。その心はどちらもダブルていがく。こいつほど我が道を行くやつもいないです」

彼と一緒に、停学を食らった。ホーリー・シット。
ダブル定額っていうワード自体もう同世代以上にしか通じないギャグになりつつあるが、同窓会では鉄板。

Sくん(大学のサークルの同級生)

「今のサークル、なんかあれだなーと思ったら、ハルがいないんだ」

これ好き。短いけどセンスいい。
ぼくは2年くらいから全然大学に行かなくなったんだけど、友情、愛を感じる紹介文。
こういうのを残しておきたいので書き始めた次第。みんなもっと褒めてくれ。いいところを書いてくれ。

Tさん(地元の同級生)

「M男。血を抜いて自分が弱るのが好き。ひとりでたばこも買いに行けず、いちいち人を呼び出して一緒に買いに行かせる。コンビニに知ってる店員がいてさっきまで話していたのに、レジで急にシカトする」

褒めろっつーの。あたおかだと思われるだろうが。
M男というのは、ぼくが「献血が好き」と言ったエピソードに基づいていると思われる。
別にMじゃないと思う。おそらく。

Kさん(大学のサークルの同級生)

「無邪気くん。おもしろいときはのけぞって笑い、たまに猫背で「え~」と拗ねている。正直でざっくりしているけれど優しい。長い手足がギターによく似あう」

Kさんは同級生のアイドル的存在だったが、大学1年の夏合宿で同級生のイケメンと星を観に行っていつの間にかいなくなり、いつの間にか付き合っていた。
それを知ったぼくは猫背で「え~」、とはならず、普通に祝福したとかしてないとか。

Eくん(大学のサークルの同級生)

「希代の詐欺師」

心当たりがねえわ。
Eくんの家は大学から近く終電を逃したときに泊まりに行ったりしたものだけれど、部屋が臭いのと話がつまらないので本当に行きたくなかった。あと、Eくんは同級生だが浪人していたので変な圧があった。そして部屋が臭かった。あと、部屋が臭かったな。

Yさん(地元の同級生)

「おしゃれだし高学歴だし読書家だし尊敬!」

先日ツイキャスで「褒められたくていろんな本を読んでいた」みたいなこと言ったけど、こういうことなんだわ。
ただ、高学歴の部分は、中退したので赤ペンいれておくな。

Sさん(大学のサークルの先輩)

「最初とっつきにくかった。いい意味で面白いことしか拾ってくれなさそうな感じが。でもとても絡みやすかった。てか意外と素直じゃない? 謙虚とすら言える。『別によくねえ?』と言っているハルをよく見る。別にいいよねー」

これは結構的確にぼくを表していると思う。
大多数の人間がぼくの第一印象にBADを押す。でもそのうちGOODにしてくれる人もいる。的な。
ま、別によくねえ?

Fくん(高校の同級生)

「自他ともに認める変わり者です。私服では短パンしかみたことがありません」

変わり者自称してた覚えないぞ。「俺変わり者だから~」って痛い奴じゃねえか。
あと短パンしか穿いてないってのは絶対嘘だろ。嘘を書くな。
でも短パンにスパッツ、もろ原宿系な服を着ていた時代もあったとかなかったとか。

まとめ

ぼく以外の人が読んでもちんぷんかんぷんな内容だな。
もっと内輪ノリなのもあったけれど、それは本当に個人的に脳裏に焼き付けておこう。
内輪ノリなやつのほうが味が濃いから(ぼくにとっては)面白いんだけどなあ……

この紹介機能は好きで、ツイッターとかでもあればいいのに、と思う。