おもちボーイがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

おもちボーイの原画
少し前にインスタグラムを始めた。

インスタ開設

それまでは割と冷めた目線でインスタというものを見ていた。
ツイッターで事足りていたし、わざわざ棲み分ける必要性も感じていなかった。

が、やってみるとツイッターとは違った使い勝手もあって、これはこれで面白いと今では思っている。

ただし、開設したのはぼく、ハル、GSSMBOYではなく、おもちボーイというゆかいな仲間たちのアカウントである。

おもちボーイとは

友達が好きだと言っていた某キャラクターに対抗して、「もっとかわいいのを俺が描く」とほとんど手癖のような感じで描いたらくがきが始まりだった。
なんとなくお互いそれを気に入り、ラインのスタンプのキャラクターのポージングを真似させたりして、繰り返しそのオリジナルキャラクターを描いた。

そのうちに友達が色を塗って送り返してきた。
初期のおもちボーイである。

ごろう誕生

今まで紙にボールペンで描いていたおもちボーイに色がつくと、個性がうまれた。
それまではおもちボーイがおもちボーイというざっくりした存在だったけれど、この色はやすゆき、この色はけんた、みたいにさらに独立した存在になった。

何度も描いているうちに自然にできたムラがさらに個性になった。

少しまるっこくなってしまったか。

と、思ったおもちボーイがいたが、ぽっちゃり気味のほうがキャラクターは可愛いような気もした。
彼は塗りエイター(塗ってくれる友人をぼくはそう呼んでいる)によって少しダサ目の色に塗られ、ごろうと名付けられた。
なんとなく、ごろうがおもちボーイ代表みたいなキャラになった。

おもちボーイの物語

そのごろうには背景に河川敷のサッカー場の写真が使われていて、なんとなく物語を想起させた。

「ごろうは、サッカーをやりに行ったけど、誰もいなかったからひとりで帰った。帰り道、犬に追いかけられた。ごろうは犬が苦手」

みたいな、間抜けだけど愛らしい物語。

また描く。描く。描く。
まるっこくなったり、小さくなったり、帽子がふくらんだり……
微妙な仕上がりの違いが色を塗ることで増幅され、おもちボーイはどんどん増えた。

今度は意図的にその仕上がりの違いを再現していく。
ごろうはまるっこく、
そうへいは斜に構え、
としやは小さく……

それにともなって「そうへいはクールなやつ」とか「としやはごろうを慕っている」とかあれこれエピソードが思い付いていく。

その頃にはぼくよりも塗りエイターが「みんなにおもちボーイを見せびらかしたい」という気になっていた。
そうして、遊びの延長からおもちボーイのインスタグラムができた。

インスタグラムとツイッター

インスタが面白いと思ったのは、投稿してすぐにどこからきたのか分からない「いいね」が付くところだ(正直インスタは開設したものの機能はあまり分かっていない。インスタライブとかストーリーとか、まだ未知である)。

しかも結構な割合で海外からの「いいね」だったりする。

インスタとはこういうものなのか、それともたまたまおもちボーイが外国人の目に留まりやすいのかはわからないが、とにかくそこは面白かった。

おもちボーイはだいたいスニーカーを履いていて(例外的にサンダルのやつも裸足のやつもいる)、もしかしたらそのうち「ヘイワッサー日本に面白いキャラクターがいるんだ。エアジョーダンを履いてるんだ」なんてニューヨークで話題になって、どこかのブランドとコラボすることになるかもしれない。ならないかもしれない。

……まだフォロワーが34人しかいない。悲しい。

コラボ云々はジョークにしても、その伝播の広さや速さはツイッターにない感じだなと思っている。どちらかというとツイッターの方が身内感が強い。

BOYS ON THE RUN

ところで、おもちボーイに英語のプロフィールを付け足すのならば、
OMOCHI BOYS are happy friends〜
にすべきか
OMOCHI BOY are happy friends〜
にすべきか悩んでいる。

おもちボーイたちと仲良くしてやってね。