洗脳にご注意
ネット上の自分のネーミングやキャラクターについて考えてみる。
「ハル」という名前
ハルは、本名と少しもかすっていない。
ぼくの名字が漢字三文字で、下の名前も若干ややこしく、電話口で説明する際に面倒くさいタイプ。
だから、昔から短い名前を羨む気持ちがあって、子供ができたら漢字一文字で書ける呼びやすい名前にしようと思っていた。
それがハル。春。晴。貼(今列挙して思ったけど一字で迷わずハルって読める漢字案外少ない)。
結局子供につけたかった名前ってより自分が好きな響きってことだな。
ていうか、子供ができる予定もなかった。
あと、後悔していることと言ったら、「岡崎体育」みたいなキャッチーかつ何それ? みたいな名前のが覚えやすかったかなと。
だって「ハル」なんて検索しても絶対関係ないもん出てくるし。ハル算数とかに変えようか。
「GSSMBOYの逆襲」という名前
これは何度か触れたことがあると思う。
ジャミロクワイのthe return of space cowboyのパロディ(邦題は『ジャミロクワイの逆襲)。
ジャミロクワイが好きだとか、boy部分が被るから都合がいいとか、そんな感じ。
あんまりもう覚えてない。
でもたぶん逆襲っていう響きが良かったんじゃないかという推測。
「世の中みんなおかしい分かってねえ!」みたいな、原始的イライラを発散したかったんだろう。
それが逆襲っていう響きとマッチ。
だから間違っても『ハルのおしゃれライフ』なんて名前はつけるわけがなかった(いや、今でもないけど)。
分かったのは、英字とひらがな漢字を混ぜると、ありもののフォントを使うときに見栄えが悪くなるケースが多く面倒くさい(それゆえにthe return of gssmboyというオール英語表記でタイトルロゴを作っている)ということである。
「JIGMAG」という名前
このブログのタイトル。
治具という言葉があるらしい。
正直ググっても意味がよく分からない。定義がどんどん曖昧になっているそうだ。
金属を加工する際に必要とされる道具
これが一番端的な説明かな。
森博嗣の小説の中にもジグという言葉が出てきて、確か「極めて限られた用途にしか使われない装置」みたいなことを言ってたんだわ。
なんとなく言葉の響きが気に入り、そして治具という漢字自体が英単語のjig(意味は同じ)からの当て字であるというのが面白かった。
というわけでJIG(極めて限られた人しか読まない)MAG(マガジン)という意味である。
ネット上の人間関係についての簡単な考察
面白いネット記事には2つのベクトルがある。
ひとつは、事象それ自体が面白いもの。
例えば多摩川にアザラシがいた、という話は、それ自体が面白いから変な味付けがなくてもニュース記事として楽しめる。
もうひとつは、書いている人のキャラクターが面白いもの。
どんな人がこれを書いたんだろうと興味を抱かせるようなものを作りたい、と思っている。
ニュース記事は別に誰が書いたっていいけれど、ぼくにしか書けないものを書きたい。
前にどっかで「ネット上の関わりなんて、所詮はネット上でしかないんだ」みたいなことを誰かが言っててさ、うんまあそうだよね、と思う半面少し悲しかった。
悲しかったっつーのかな? 寂しかった? まあいいやそれは。
極めて限られた人しか読まないマガジンを今読んでくれている方は、多少なりともぼくに関心がある人だと思うから、その点本当にありがたい。
どうぞよしなに。
当然、ネットで目に映る人のほとんどはノイズで、どうでもいいことしか言っていないように見える。
誰彼構わず友好的にやっていくなんて無理だし不必要。同意する。
でも、ノイズではないケースも(少なくともぼくには)ある。
この人面白いなもっと知りたいな仲良くなれたらいいな、っていう。
例えばTwitterだったらそう思った人をフォローしている。
今見たら最後にフォローしたのサイコインティライミbotだったわ。なんかごめん。
話を戻そう。
所詮はネットなのかもしれないけどさ。
「東京に遊びに行くんで飯でもどうすか」って誘ってもらったとき、嬉しかったんだ。
探し出してくれて有り難うってね(ソルトさんはわざわざ福井県から来てくれました)。
ちなみに、過去にツイッターのフォロワーさんに恋愛相談を受けていて、「状況よくわかんないんで、口頭で直接教えてください」とラインをしないか打診したことが一度ある。
「彼女が怪しむかもしれないので」と断られた。
フォロワーさんの彼女にゲイだと思われている可能性が生まれた。
嗚呼ネット上の人間関係……!
終わりに
人間丸くなるってこういうことなんかな。
昔は「なーにが『いいね』だよ下らねえ」とか思ってたけど、いいねされたら普通に喜ぶもん今。
ぼくのフォロワーって男ばっかだからむさ苦しいんだけどな。