そして健康へ

抽象的な壁紙
インスタを始めてみての話。

実食

うん食わず嫌いはよくないな!
とあらためて思った。

なんにしても文化が自分に浸透するには時間がかかるものなのだ。
映画だったらキャスト見て「あーこれどうせクソ映画でしょ」とか考えちゃうけど、感想が言えるのはそんな偏見で観る前に投げることをしなかった人だけ。
で、結局、観た上で「ほらな! クソ映画だろ!」と言うなら仕方ない。そいつは偉い。
音楽だってリード曲だけ聴いて「ふん! いかにもガキが好きそうなポップスだぜ!」なんてうそぶいても、アルバムは玄人好みだったりするかもしれない。
実際のところはどうだか知らないけれど。

いつだって体験した奴だけが賛辞も批判も言えるんだ。
でも嫌いっぽいものに時間を割いてたら楽しいことに触れられる時間がなくなってしまうから、食う前の嗅覚も大事だな。

いやなんの話?

というわけで、インスタね、1ヶ月ちょいやってみて、楽しいってことがわかった。

規模

ツイッターと何が違うのかと言われると、まず思ったのは規模感かな。
インスタの使い方にもよるだろうけど、文章より写真の優先度が高いから、読めないし理解できない言語を使っている国の人がいいねをくれたりする。
実際、ぼくは今のところ投稿に文章をほとんど書いていない。

ツイッターだと日本人は日本人同士の繋がりがほとんどだと思うが、インスタはどんどん遠くまで届く。
濃いコミュニケーションはないが、細く長くレーザービームが走ってるような感じ。

この辺の規模感が大きく違った。
海外のスケーターとかイラストレーターの投稿をよく見るんだけど、ツイッターだけじゃ絶対たどり着いてない人たちだから、それだけでもインスタをやってよかったな。

熱量

ツイートは保存しておくもの感が薄い。
先週何をつぶやいたかなんて覚えていないし、1ヶ月、1年、そんな昔のツイートは思い出したくもない。
どうせ恥ずかしいことを言っていたに違いないのだ。

インスタは写真が自分のページにずらっと並ぶから、視認性的にもアーカイブがまとめられている印象になり、その点はブログとかに近いかなと思う。

要は、ツイッターよりひとつの投稿に気合が入っている、と言ってもいい。熱量が違う。
インスタがそれを促しているわけではなく、構造上自然にそうなっている。ツイッターでは1日100ツイートとかする人がたまにいるけれど、インスタではいなさそうだから。知らないだけかもしれないが。
そういう人用にストーリー(ストーリーズ)という簡易ポストも用意されているからな。
システムがうまくまとまっている。

学習

あと若者用語に詳しくなる……ならないか? ならないかも。
でも知らない言葉に遭遇すると興味が湧く。
このハッシュタグみんな使ってるけどどういう意味? とか。

若者用語ではないけれど、絵を投稿している人がよく#doodleと書いているのでdoodleが落書きという意味だと知れた。
日々学習。