この胸のときめきで一緒に踊ろう
アニソンって何? っていう話。
死後
音楽ジャンルが多すぎてまだよくわからないものも多い。
ボカロと括られるものはほとんど聴いたことがないが、人間が機械に負けるなんて悔しい気がするので、やっぱり人の声で歌ってほしいと思う。
ところが先日『ガチファンたちが太鼓判を押す、AIで生前の声を再現した美空ひばりのニューアルバム』を試聴し、言われなければ普通に本人歌唱に聴こえてしまうことに衝撃と少し恐怖を感じた。歌手とは何なのか。
人間が歌う価値とは?
自分がもしプロのミュージシャンで、死後に誰かが「生きてたらこんな曲を作って、こんなふうに歌ったのではないか」と勝手に想像されて新作を販売されたらかなり嫌だと思う。あの世で「お前は俺じゃねえだろ」とキレるはずだ。
せめて、金儲けのためではなく、愛ゆえにであってほしい。
裏側のことはわからない。
定義
アニソンと呼ばれるジャンルも、いまいちよくわからない。
少年時代はドラえもんやサザエさんといった国民的アニメから、コナンや金田一、るろうに剣心やスラムダンクなどを観ていたけれど、それらの主題歌をアニソンって言っていいのだろうか。
ていうかアニソンってジャンルの名前なのかな。
ありえないけど、ワンピースの主題歌にデスメタルが採用されたら、その曲はアニソンと呼ばれるのか?
多分そんなことはないだろうから、自分の中では(とりわけ分かりやすいアニメ声の)声優が歌う曲全般をアニソンということにしている。
議論
上記の定義はぼくの中でのものでしかないから、アニソンが好きと明言する人と話をするとまず初めに混乱する。
そのたびに「アニソンって要するに、どういうもの?」と訊く。
しかしアニソン好きも(ぼくが観ていたような)昔の少年漫画を映像化したもののファンもいれば、いわゆる萌え系に特化した人もいてなかなか要領を得ない。
大人になってからアニメを観る機会はほとんどなく、というか中学生くらいからもうずっと疎遠なのだが、いくつか観たものもある。
たぶんこれで全てだ。
その中でも特に物語シリーズの主題歌群はSpotifyのプレイリストをちょくちょく聴いたりする。
ていうか、2019年1番たくさんSpotifyで聴いた曲はClariSのナイショの話で、物語シリーズ2期のエンディングテーマ(2番目に聴いたのはザ・キュアーのボーイズ・ドント・クライ)。
愛着
で、ここから先は検証がすごく難しいんだけど。
自分が好きなアニメ(ないしはドラマとか映画でもいい)だから音楽も好きになっているのではないだろうか。
逆に言えばアニソンは好きだがアニメ自体に全く興味がない、という人はほとんどいないのではないか。
さんざん聴いてる物語シリーズの曲たちも、もしアニメを観ていなかったら好きにならなかったのでは、という気がする。
確認のしようがないけれど。
どうなんかなあ。でも『白金ディスコ』とか『恋愛サーキュレーション』とかは、普通に音楽的に好きになったかも。ただ聴く機会がなかった可能性はあるな。
『帰り道』あたりは、アニメ知らなかったらたぶん「は?」って感じだと思う。
『帰り道』、好きだけどね。
撫子
ただ思ってること書いてるだけだから特別結論があるわけではない。
考察してみたけど、まあよくわかりませんでした、って話。
八九寺は好きで、撫子は嫌い。